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事業承継でバイアウトは上手くいく?中小企業でも可能なケースって?

事業承継でバイアウトは上手くいく?
中小企業でも可能なケースって?

本来、株式を買い占めることや企業買収を意味する言葉としてバイアウトがあります。1980年代から注目を集めた企業金融の1手法であり、日本においてもバイアウトを用いたM&Aが盛んに行われています。

バイアウトには種類があり、例えば買収先の資産やキャッシュフローを担保に資金を調達して買収を行うLOB(レバレッジバイアウト)や、最近ではMBO(マネージメントバイアウト)を良く見ることができます。因みにLBOは敵対的買収の手段としてよく用いられる手法の1つです。一方、MBOは敵対的買収の対抗手段に用いられることも多く、この手法では経営陣や従業員などが買収をすることで企業や事業部門の独立を行います。また、買収時には全ての株を取得することになり、上場企業であれば上場廃止をすることで第三者の関与を無くすことができます。

MBOは中小企業でも可能であり、代表的なものに事業承継での活用があります。中小企業で可能なケースは大きく3つを挙げることができ、まず、事業内容に存続価値があることが第一条件になります。次に事業を引き継げる人材の存在があり、そもそも新社長になる人材がいなければ企業として存続することはできません。

3つ目には資金調達があります。MBOを実施するには最初にSPC(特別目的会社)を設立することになり、SPCは現在の株式保有者から株式を買取るための器として機能します。設立をすることで、例えば個人に依頼した場合に生じるリスクを回避することが」でき、設立後は会社事業承継を目指す役員がファンド・金融機関・自己資金を利用して株式買取の資金を調達することになります。

資金調達はMBOにおける最も大きなハードルです。企業規模によって異なるものの株式の買取資金が莫大な金額になることが多く、SPC自体が経営を目的としていなために信用での資金調達をすることもできません。資金は事業発展の可能性や入手をした株式を担保にして調達をすることになり、この場合、ファンドや金融機関に、いかに魅力を感じさせられるかどうかが最大のポイントになります。

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